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ガスカートリッジ 性能あれこれ

皆さんこんにちわ 盛岡店のトーチャンです

先日の雪はヤバかったですねー

仕事帰りの国道46号、2車線道路なのに除雪が入っておらず深いシャーベットに2条×2の轍があるのみ!

…車線変更も命懸けでしたw

近年稀にみる状況でしたが…

自宅近くの交差点を右折して町道に入った瞬間きっれーに除雪されていてビックリでした

国道と地方道では除雪の業者が異なるので、たまにこういった逆転現象が起こります

シズクイ市、こういう時はなかなかのもんです♪

今回のお題は、ガスカートリッジの性能について

『キャンプ用のガスバーナーって、寒いと火が出なくなるよね』みたいなことを経験したり耳にしたことはありませんか?

これは、バーナーヘッドの性能が原因ではなく、使っているカートリッジの中に入っているガスの種類に原因があります

カートリッジの中には高圧の液体ガスが入っているのですが、ガスの種類によって《沸点》が異なります

水が100℃で沸騰して液体から気体に変化するのは、みなさんむかーし理科の時間に習いましたよね? (覚えてる??)

で、ガスカートリッジに使われるガスの《沸点》が低い順に《プロパン・イソブタン・ブタン》となっております

それぞれの沸点は下記の通り(某ガス会社HPより)

    ブタン   -0.5℃

    イソブタン -11.7℃

    プロパン  -42.1℃

これを見ると、ブタンガスは0℃を少し下回ると気化できないことが分かります

また、液体が気体へ変化する際には《気化熱》というエネルギーが必要です

このため、バーナーを使っているうちにカートリッジが冷えてきてしまい、特にブタンガスのみのカートリッジの場合は火が消えちゃうなんてことも。。

実際にガスバーナーを使用する場面では気温が+7~5℃くらいに冷えてくると、ブタンガスが充填されているノーマルカートリッジの場合、新品のカートリッジを持っていったのにバルブを全開にしても火力が中火以下になってしまうことがあります

一方で、イソブタンやプロパンなどのガスは氷点下の気温でも気化できることが上記の表から分かりますね

という事は、低温時にはカートリッジの中身を違うものにすればいいというわけです

そこで、アウトドアメーカー各社では3種のガスをうまく混合して《寒冷時向き》のカートリッジを発売しています      

上の写真は、ユニフレームと新富士バーナー《SOTO》のCB(カセットボンベ)缶です

それぞれ、右が寒冷時向き・左が夏場を中心とした通常時の仕様です

パワーのある寒冷時向きのカートリッジは、お値段も若干高めになります

続いては定番・イワタニプリムスのOD(アウトドア)缶

左が夏を中心とした3シーズン用のレギュラー(ブタン&イソブタン)・真ん中は内側にフェルトを貼ることで気化熱を広い面積で供給できるようにしたパワータイプ(ブタン&プロパン)・右は低温時に特化させたウルトラ(イソブタン&プロパン)

《寒冷地用》等と分かりやすく表記されていると選びやすいですね

ちなみに、ウルトラタイプは注意書きにもあるとおり気温が高いと内圧が上がりすぎる恐れがあるため+20℃を超える場所での使用は避けた方が身のためです

最悪、カートリッジが爆発するなんてことになりかねませんので。。

次はMSR(MountainSafetyResearch)社とJETBOILのカートリッジ

この2社はガスの配合の種類が1種類しかリリースされていませんが、双方ともイソブタンが80%とプロパンが20%配合されているので、低温にはそれなりに強くなっております

下の表はネットより拝借した各モデルごとのガス配合の一覧表です

グリーンハウスで扱っていないものも含まれておりますが、ご自分で使う場所や時期に応じてカートリッジを選ぶ時の参考にして頂ければと思います

で。

ここで多くの人が『なぜランニングコストが安いCB缶にプロパン100%みたいなのが設定されないの?』と思う事でしょう

これはトーチャンの想像なのですが、力学的に考えて3D曲面が多いOD缶より2D局面がほとんどのCB缶ではプロパンやイソブタンが気化をしようとした際の内圧(蒸気圧)に耐えられないのではないかと推察されます

家庭用の灰色のプロパンガスのタンクを思い起こしてください

メチャクチャ重そうですよね 

っていうか実際に重いですww

あのくらい分厚い鉄板で強度のあるカートリッジを作ればいいのでしょうが、携帯するのに重くて仕方ありませんし、高額になってしまって『ランニングコストが安い』というCB缶本来のメリットが無くなっちゃうんです

OD缶最強のEPI社のエクスペディションタイプはガスの内圧に耐えられるように底面がものすっごく湾曲しており(実物を見ると『ケリーケトルか!』って感じ)、通常あの外観なら230g程度のガスを封入できるのに、たったの190gしか入っていません

それでも昔カトマンズの空港で爆発させちゃった遠征隊があったので、プロパンガスの膨張力って凄いらしいです。。。

内圧にも外圧にも最も強い形状は、ずばり『球体』です

CB缶の形状こそが、厳冬期用のブレンドガスを充填できない理由なのではないでしょうか

…あ、違ってたらゴメンナサイ

***尚、各ガス器具には万一の事故などに備えて生産メーカーが保険をかけていますが、違うメーカーのものを組み合わせて使用した場合の事故・故障などは一切自己責任となります。緊急時を除いて同一ブランドの組み合わせでの使用をお勧め致します。***

最後に重要な情報をひとつ。

キャンプ用バーナーによく付いている『カチッ』とやる点火装置、あれは標高の高い場所や冬の低温時は点火しないことがあります

これは、火花の飛ぶ時間がほんの一瞬なのと、火花の太さが髪の毛程度であるという事が一つの原因なんです

当然ながら、火花とガスの粒が出会わないと着火しません

低温時はガスが気化しにくいため、火花との出会いがなかなか上手くいかないんですね

なんだか合コンのような話ですが、ここで火を出っぱなしにできる”イケイケ100円ライター君”がいると一発で点火できちゃいます! もちろんイケイケマッチ君でもいいですよ!!

ただし、その100円ライターも電子式ではなく昔ながらの『じゅぼっ』とやるヤツを持参してくださいネ

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さて次回の盛岡店からのブログは、ぜーんぜんバックカントリースキー用じゃないのにバックカントリースキーヤーにめちゃめちゃ売れているものをご紹介いたします

乞うご期待っ!

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