秋の山菜収穫してきました!
みなさんこんにちは!
盛岡店のトーチャンです
恵みと食欲の秋がやってきましたね
先日このブログにてご紹介した《ほりにしブラック》は、お陰様で10月上旬に発売の予定となりました \(^o^)/
グリーンハウスでも注文を出しましたので、ぜひ『いつもと違う燻製風味のほりにし』を味わってみてくださいネ
入荷の際にはインスタにてみなさんにお知らせいたしますので、フォローも併せてよろしくお願い致します
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さて。
今回は秋の山菜を収穫してきました
『山菜って、春でしょ?』と思ったそこのアナタ! 実は8月半ばからが食べごろの山菜があるんです♪
それは…
ミズコブっ!
これ、通称《ミズ》とか《アカミズ》などと呼ばれる山菜で正式名をウワバミソウといい、春に茎を食べるのをご存知の方は多いかと思います
あの《ミズ》の茎と葉っぱの分かれ目に薄い緑色の小さな花が咲き、その後分かれ目の部分に小豆色の実が付き、やがて実が熟すとちょっとした衝撃でポロっと折れて地面に落ち、翌年またそこから水が生えてくるんです
地下茎でも増えるようで、ほとんどの場合は沢沿いなどに群生しています
お味はというと…
ネバシャキの不思議食感!
実は噛むとネバネバトロトロになり、実をつなぐ茎がシャキシャキなんです
おかずにもなるしビールのつまみにも♪
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この日まず向かったのは盛岡から秋田につながる国道46号より田沢湖に抜ける《柴倉林道》
柴倉林道の詳細はこちらをご覧ください↓
https://ameblo.jp/movinghearts/entry-12625739119.html
ここ、大きな実が付くミズが群生しているポイントがあるんですが…
この夏の大雨で荒れていそうな予感が…
…的中っ! ( ̄▽ ̄;)
ダートになってから数百メートルしか走ってないのに。。。orz
しかし、峠越えの登りが始まった直後に断崖を横切るセクションなんかもあるので、無理に進入するようなことはしません(トーチャンもすこし大人になりましたw)
ってことで、再び仙岩峠を越えて雫石に戻り近所のダート林道へ転戦です!
ここも川沿いの林道なので大雨の後などは通行止めになることも。
ガードレールの下には綺麗な沢が流れており、時折釣り人らしき路駐の車があったりします
工事車両も通るので邪魔にならないところへ車を寄せ、いざ収穫準備っ
腰には熊よけスプレーと…
勝てる気は全くしないけど、一応ナイフも。
そしてスーパーのビニール袋! (これ最重要装備!!)
で、道端や枝沢が入るところなど『土が湿っているけれど陽が適度に当たる』場所に目をやると…
ありましたっ \(^o^)/
この小豆色の部分が食用になるので適当なところでプチっとちぎって収穫し、後で葉っぱを取り除きます
あちこち歩いて小さな実は今後のために残し、ある程度育ったものを収穫します
1時間弱でビニール袋2個弱ほど採れました!
ミズコブの収穫、核心はこれから!
この量の葉っぱを取るのに3時間ほど掛かりますww
ところで、車を停めた脇にこんな木がありました
小さい頃、長野・戸隠出身の母に『山ホップ』って教わったものです
これが実にあたるのかな?
もう少し枯れかけてから逆撫でして『ふっ!』と息を吹きかけるとピラピラが全て吹き飛んじゃうのが面白かったです
…もう40年前の記憶です
誰か、正式名称をご存知でしたら教えてください
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さて、帰宅したら玄関先で葉っぱと格闘ですっ
これ、翌日なんかに持ち越しちゃうと茎が柔らかくなっちゃって作業効率が一気に低下しちゃいます
ここまでやるのに1時間半! すかさず燃料を追加ですW
だんだん暗くなってきて玄関の中で作業を続けていると…
カ メ ム シ っ ( ̄▽ ̄;)
どうやら連れて帰ってきちゃったみたいです。。
お詫びに我が家の庭のプルーンでもチューチューしていってくだされ。。
あ、カメムシって本人が『やばっ』と思わなければ臭くなりません
そーっと指に乗せて落ち着いて移動してあげればOK♪
そんなこんなで結局3時間かかって葉っぱ取り作業おしまい
ザルに入れて流水で汚れや砂を洗い流し、この日の晩は冷蔵庫で保管します
ビールの空き缶と並べると収穫できた量が分かるかと思います
(この後の行程は過去の写真でご紹介します)
上の写真のように葉っぱを取って綺麗にしたミズを、沸騰したお湯に1分~1分半ほど入れて軽く湯がきます
一気にドバッと入れるとお湯の温度が下がったり取り出すのに時間がかかって柔らかくなりすぎてしまうので、少量ずつやるのがポイントです
トングと湯切りのザルも準備しておきましょう!
一度取り出したら残りのお湯が沸騰するのを待って次を投入する感じで進めていきます
湯がき終わると、こんな感じで全体が鮮やかな緑色に!
お湯に入れた瞬間から色が一気に変わる光景は、初めて見る人は結構感動するかも。
水で冷やしたりする必要はなく、そのまま温かいうちに食べても美味しいし冷蔵庫で保管しても数日間はOKです
味付けは好みでいろいろ試してみてください
我が家の定番は《味噌マヨ》と《醤油マヨ》、カミサンは《めんつゆマヨ》なんてこともやってます 下の写真は味噌マヨ♪
ちょっと大人の味にしたいときは練りからしをマヨネーズで溶いて和え物にするとおいしいです
これ、ビールのつまみに最高っ!
わさびマヨも激ウマです!!
そして、毎年作るのがコレ↓
ミズコブのニンニク醤油漬け
取れすぎちゃった場合、是非お試しください♪
瓶に湯がいたミズコブを入れ、スライスしたニンニクを2~3欠と《醤油2:めんつゆ2:料理酒1》の割合の調味料をヒタヒタになるまで入れたら冷蔵庫で保管
1年半くらいは食べることができますが、浅漬かりのものも子供たちに人気!
毎年冬に山案内を請け負うスキー仲間にも定番のお土産として喜んでもらっています
そして、湯がく時にどうしてもポロポロと取れてしまう実…
このままだと箸で掴みづらいし…
ってことで発作的に思いついたのがコチラ
ミズコブの玉子焼きですっ
玉子にパラパラと実を落として…
くるっ
くるくるっ
完成っ!
なかなか面白い食感の玉子焼きができました♪
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ミズコブは先程も書いたように、地面が常に水分を保っているような場所で、尚且つ《日陰なんだけどある程度の陽が射す場所》にありますので、是非キャンプや渓流釣りなどの際に探してみてください
林道の縁や沢沿いなどで、細めの紫蘇みたいな葉が互生(互い違いについている)しているとミズの可能性が高いです
また、陽射しが届かないところに自生しているものは実の付きが悪いものが多いので、そのような場所で頑張って探さずに、まずは《いい場所》を探すことから始めてみてくださいネ