八甲田 春スキー行ってきました!
皆さんコンニチワ
盛岡店のトーチャンです
この冬は子供たちがそれぞれ卒業式&入学式を迎えたりグリーンハウスのイベントがあったりで、プライベートでBCを滑る機会がほとんどないままに春を迎えてしまいました
このままじゃ5月の鳥海山ラッシュで足が持ちこたえられないなぁと思っていたのですが…
4/9・10の八戸店での全店ミーティングの前日が休みになってる。。
ってことは、八甲田滑って直接合流できちゃうぢゃんね♪
と思いついたのが6日の夜のこと。
深夜1時半までかかってパッキングし、7日の仕事を終えてから一路北を目指します!
途中のSAで時間調整してETCの深夜割引を適用させて黒石ICで降り、そのまま酸ヶ湯温泉の一段上の大駐車場で車中泊っ!
結露防止のために窓を少し開けて寝ましたが、もう20年ほど愛用しているMEのダウン550gのシュラフでちょうどいい感じでした
で、朝。
おはよう、大岳!
前夜の星座が分からぬほどの星たちが教えてくれていた通りの、文句ない晴天です \(^o^)/
この日はガイド時代の仲良しゲストT兄と二人で山越えの予定。
下山ポイントの箒場岱にお互いの車で集合のため、準備して朝ゴハン食べたら大岳の反対側までグルっと移動します
無事に合流した後、1台をデポしてジムニーでロープウェイに戻ってきました
9:40のロープウェイに乗ったのですがガイドツアーのお客さんたちは既に出発済みで、顔見知りのローカルのメンバー数名で貸し切りです
ところで…
雪の色が白いような。
ホテル城ヶ倉のガイドさんや常連さんのSNSへの書き込みだと『最高のザラメ』があるはずなんだけど、前日も滑っていたT兄の話では『どこ行ってもストップスノーしかないから、ゆっくり景色楽しみながら滑ろうよ』と。。
ざ、ザラメを楽しみに来たつもりなんですが。。。
まぁ春用のワックスもいろいろ持ってきたし、どうにかなるでしょ!
ってことで田茂萢の山頂。
みんなどこに行っちゃったんだか、この広い景色の中に人影が全くありません
正面に見えているのは北八甲田の主峰群、左が赤倉岳・真ん中が井戸岳・右が八甲田大岳です
鞍部を拡大してみると…
これは避難小屋がある大岳と井戸岳の鞍部
雪が少ない冬でしたが八甲田は3月にかなりの降雪があったそうで、ヒュッテ手前の沢もたっぷり雪があってひと安心。
続いて、通称《赤・井戸鞍部》
んー、稜線の手前が融け始めているなぁ…
ここは高山植物がいっぱいあるので踏んでしまうと可哀そう。
ということで、この日はヒュッテ経由で箒場を目指すことに決定!
ニセ田茂の斜面はスキーヤーズ・ライトのクラックがかなり伸びており、山頂から滑り込む場合は要注意です
ここでシールを装着
他愛もない会話をしながらゆっくりハイクしていきます
途中、キクラゲを探してみることも忘れずにw
気になっていたヒュッテ手前の沢ですが、冬の間の風向の影響か右の壁が例年に比べて低くなだらかに感じます
沢の中はまだ木も露出しておらず、安心して歩けます
今後の雪消えの早さによっては右の斜面を登ることになりますが、まだまだ大丈夫じゃないかな…
振り返るとこんな感じで、まだまだ沢の中も広いままでした
そんなこんなで大岳ヒュッテ
手前からヒュッテの階段まではシールのまま行けますが、その向こうは雪が消えてブッシュが出ています
ちょっと進んで大岳の斜面を見てみると、見事な縦溝が。。 ( ̄▽ ̄;)
白い雪のところは光の屈折率の関係で結晶が細かい雪になっており、明らかに滑りに不向きなストップスノー。
気温が高かったこの日は茶色い雪のところじゃないとスキーが走らないのに、ほんの少ししか茶色い部分がありません…
雪庇の右に写っているボーダーさん2名は山頂から滑り込んだものの諦めたのか、スーパートラバースでこっちに戻ってきていましたww
んー、斜面の向きが変われば状況も変わるから赤倉の方に移動して様子見ながらいいとこ探そうか。
右から小岳・高田大岳・雛岳
大岳の斜面を滑ったスキースクールのガイドチームが真ん中の緩い大地を移動していくのが見えていました
右の斜面の状況を見ながらゆっくり斜上していきます
この辺りは冬季に常に左からの強風を受けている為、トドマツの枝が右にしか伸びていません
やがて、冬でも埋まらない《万年岩》がある大井戸沢へ
ここの斜面も悪くない
でも、ここまで来たら赤倉の大斜面もチェックしなきゃネ!
で。
いーんじゃないでしょうか
正標の尾根を流してからボウルの右の尾根(写真正面の尾根)の左肩を絡めるようにボトムまで、気になる縦溝もなく最高の斜面が続いています!
問題はストップスノーかどうか。
なるべく茶色いところを狙って滑るのと、滑走前のワクシングが大切!
春のストップスノーには、やっぱコレでしょ!!
ZARDOZの液体テフロン《NOT WAX》、税込2,970円
グリーンハウス盛岡店の他、八戸・青森でも取り扱いあります!
滑走面の水分をハンドタオルでふき取り、前面にサッと塗ってしばらく(5~10分)置くのが理想
斜面1本程度で効果は落ちますが、『ここぞ!』という斜面の滑走前に塗ると楽しく滑ることが出来ちゃいます!!
スキーが履きづらいくらい滑ります(マジで)
ちなみに黄砂が原因で滑らないときは、こちらの硬いワックスがオススメ
ガリウムの《D-CONTROL》税込4,400円
環境に無害なフッ素の他にタングステン系の成分などを混ぜてあり、硬いザラメや黄砂が滑走面に刺さることによる抵抗を無くし、汚れによる静電気の発生も抑えてくれます
-5℃程度をターゲットにしたワックスをベースにして、その上にトップコートして使います(ホットワクシング)
ベースがしっかりしていれば、薄く生塗りしてから簡易ワックスの《GENERAL G100》の溶剤成分で伸ばし、コルクでポリッシュという作戦も使えそう♪
春、『滑らない』『止まっちゃう』というのは、原因が何かによって使うべきワックスが異なります
詳しくは盛岡店のトーチャンにお聞きくださいネ!
さて。
T兄の写真を撮ることもなく、気持ち良すぎてボトムについちゃいましたw
正面奥の白いピークがスタート地点です
さすがに後半はブレーキのかかり方が強かったものの、尾根のスキーヤーズ・レフトに茶色い雪があったのでギルランデで気持ちよく滑ってきました
右奥のピークから一段降りて、左下へ延びる尾根を末端まで滑り、正面の沢を交わしてここまで。 楽しそうなシュプール、見えますか?
たまにはセルフィ―
ここからは、周りの風景を見ながら小さなトドマツが点在するオープンの緩斜面をのんびりと流していきます
そして大好きな最後のオープン
ちょっとヤラセ入ってますw
しかし、さすがにここまで標高が下がってくるとシュプールが入っている部分と踏まれていない部分のブレーキ具合が全く異なり油断できません
ちょっと休憩してワックスを塗り直し、ここからはブナとミズナラの森に入ります
やっぱりブナの森は心が落ち着きます
かつて西行は『花の下にて』って言ったけど、トーチャンは『ブナの森にて』が理想かも。
途中で先行チームの落とし物らしき黒い物体があったのですが…
近づいてみたら、大きな《サルノコシカケ》でしたw
最後の沢を渡るポイントは…
特に問題なく通過OKっ!
この沢を越えると徐々に斜度が無くなりフラットになるので、時々スケーティングしながら先行トレースを使わせてもらいます
枝をすり抜けていく風の音以外に何も聞こえない、贅沢な時間が流れていきます
やがて最後の広場が現れると…
背後から今日滑った赤倉岳が見送ってくれていました
ここまで来たら、ゴールは目前!
無事にレストハウス箒場に到着です!
T兄のスキーはブルーモリスの秘密兵器の《オメガ》
極太&ショートで、パウダーのみならずバリバリのモナカもスイスイ滑れちゃうんだとか。
今回のストップスノーには苦しんでいたけど、ハイシーズンはこれ一本で八甲田ライフを送っているそうです
興味がある方はこちらのリンクの【FREE RIDE】のところをみて下さいネ
かなーりゆっくり行動していたのに、少人数だから15時には箒場に着いちゃいました
この後は街に降りて昭和の雰囲気漂う《雲谷温泉》で汗を流し、青森に住んでいた頃に行きつけだったラーメン屋さんへGo!
《麺山》のネギ味噌ラーメン大盛にネギ2倍・合わせて通常の3倍のネギを載せてもらいました♪ (もはやネギを食べに行ったイキオイっすねw)
T兄はネギ味噌にワンタンをトッピング!
で、ここの白髪ネギが絶品なんですっっっ! もちろんラーメンも激ウマ!!
http://menzan.jp/original.html
麺山、超オススメです
八甲田帰りに腹ペコになったら、遠回りになろうとも是非お立ち寄りください!
さて、次回のBCは21・22日の八甲田の予定です
もしお会いすることがあったらお声がけ下さいネ!!